土壌

タケロックMC50スーパー

シロアリ防除用土壌処理剤

タケロックMC50スーパー タケロックMC50スーパー

シロアリを確実に死滅。
マイクロカプセルで確実な効果。

水で50倍に希釈して使用します。主成分であるクロチアニジンはシロアリの神経をマヒさせ、確実に駆除します。マイクロカプセル化することで、効果の持続性もアップしました。

白蟻防除業者専用

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適用効果 シロアリの防除
有効成分 クロチアニジン(2.5%) ※成分は毒物及び劇物ではありません。
外観 乳白色の粘稠液体
容量 2kg、18kg
認定機関 (公社)日本しろあり対策協会〈登録番号 第3512号〉
(公社)日本木材保存協会〈認定番号 A-4245〉

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使用方法

対 象 処理方法 希釈後の標準使用量 容量希釈法
建物の基礎の内周、束石の周囲、水廻り、
その他シロアリ防除が必要な床下土壌、床下コンクリート面
低圧の噴霧器で散布
ジョーロで散布
帯状散布処理
1L/m
面状散布処理
3L/m2
本剤 1kg
水 49L
床下コンクリート面の下 穿孔加圧注入 穿孔処理
3~5L/m2

タケロックMC50スーパー性能試験

(1)防蟻効力試験(室内試験)

試験機関:
近畿大学農学部
試験方法:
(社)日本木材保存協会規格
土壌処理用防蟻剤等の防蟻効力試験方法および性能基準
供試薬剤名:
タケロックMC50スーパー 濃度 使用濃度(50倍希釈液)
土壌 穿孔距離
(mm)
穿孔度 死虫率(%) 備考
処理土壌 1 3 1 9日以内全頭死亡 -
2 2 1 9日以内全頭死亡 -
3 3 1 9日以内全頭死亡 -
4 0 0 8日以内全頭死亡 -
5 4 1 7日以内全頭死亡 -
無処理土壌 1 50 5 0 1日以内貫通
2 50 5 0 1日以内貫通
3 50 5 0 1日以内貫通
4 50 5 0 1日以内貫通
5 50 5 0 1日以内貫通

以上の結果からタケロックMC50スーパーは性能評価基準を満たしている。

  • 穿孔度:0は供試土壌への穿孔が全く認められない
  • 1は穿孔距離1cm未満
  • 5は穿孔距離4cm以上を示す

無処理土壌:5時間以内貫通

タケロックによる処理土壌:7mm穿孔、2日以内全頭死亡

タケロックMC50スーパーによる処理土壌では、穿孔距離がいずれも1cm未満となり、穿孔度1と判定された。
この結果から、タケロックMC50スーパーは、(公社)日本木材保存協会規格の防蟻性能基準に適合することが証明された。

(2)防蟻効力試験(野外試験)

試験機関:
近畿大学農学部
試験方法:
(社)日本木材保存協会規格
土壌処理用防蟻剤等の防蟻効力試験方法および性能基準
供試薬剤名:
タケロックMC50スーパー 濃度 使用濃度(50倍希釈液)
種別 試験片反復 食害の有無 備考
1年目 2年目
処理土壌 1 食害なし 食害なし
2 食害なし 食害なし
3 食害なし 食害なし
4 食害なし 食害なし
5 食害なし 食害なし
無処理 1~5 食害あり 食害あり  

以上の結果からタケロックMC50スーパーは性能評価基準を満たしている。

<野外試験の様子>

野外試験の様子

<試験片の様子>

試験片の様子

タケロックMC50スーパーで処理した土壌に設置された試験片。食害は全く見られない。

試験片の様子

タケロックMC50スーパーで処理していない土壌に設置された試験片。蟻害がはっきりと確認できる。

タケロックMC50スーパーによる処理土壌では、試験開始後2年間、試験片に食害が見られなかった。
この結果から、タケロックMC50スーパーは、(公社)日本木材保存協会規格の防犠牲能基準に適合することが証明された。

(3)コンクリートの強アルカリ性と接触を想定した殺蟻効果確認試験(社内データ)

試験方法:
コンクリートを容器の中に流し込み、1日後にその表面にタケロックMC50スーパー希釈液(50倍)を散布した。40℃2週間保管後、薬剤処理されたコンクリート表面にイエシロアリ職蟻を放虫し、経時的に転倒率(死虫率含む)を観察した。

転倒率(死虫率含む)(%)は以下のとおり

試験開始 2時間後 4時間後 6時間後 8時間後 1日後
処理コンクリート 0 100 100 100 100 100
無処理コンクリート 0 0 0 0 0 0

コンクリート表面に散布された場合でも十分に効果を示している

この結果から、タケロックMC50スーパーはコンクリート表面に散布された場合においても十分に効果を示すと判断される。

タケロックMC50スーパー安全データ(製剤として)

急性経口毒性 LD50>2000mg/kg (ラット)
急性経皮毒性 LD50>2000mg/kg (ラット)
眼刺激性 刺激性なし(ウサギ)
皮膚刺激性 刺激性なし(ウサギ)
皮膚感作性 感作性なし(モルモット)
魚毒性 LC50(96時間)>100mg/L(コイ)
EC50(48時間)10~100mg/L(オオミジンコ)
  • LD50(50% Lethal Dose):
    化学物質を実験動物に投与した場合に、その半数(50%)が試験期間内に死亡する用量のこと。投与した動物の50%が死亡する用量を体重あたりの量(mg/kg)としてあらわし、数値が小さいほど毒性が大きい。
  • LC50(50% Lethal Concentration):
    ガス体または水に溶解した状態の化学物質に曝露された生物の半数(50%)が試験期間内に死亡する濃度。数値が小さいほど毒性が大きい。
  • EC50(50% Effective Concentration):
    水中生物等に対し、死亡以外の影響要因を評価する指標。例えば、ミジンコ遊泳阻害試験ではミジンコの50%が遊泳しなくなる(=影響を受ける)化学物質の濃度を指す。数字が小さいほど毒性が大きい。

*動物愛護の観点から最近は急性経口・急性経皮毒性とも最大2000mg/kgまでの試験となっています。
*使用に際しては製品容器やカタログに記載されている"使用上の注意"、"取扱い上の注意"をお読みください。