[ 住まいの害虫図鑑 ]

アリガタバチ

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アリガタバチ科のハチ。姿がアリに似ているメスは2㎜で羽がなく、雄は2.5㎜で羽があります。
幼虫はクシヒゲシバンムシに寄生して育ちます。このシバンムシはタタミやファイバーボードの害虫で、野外では枯木の樹皮下に棲んでいます。アリガタバチは、人が寝静まっている夜に活動します。腹端に毒針を持つので、アリと思って手を触れると刺されます。被害が多いのは布団の中やタタミの上。刺されると激痛がし、赤く腫れ、その後、黒い痕が約1ヶ月間残ります。

  • シバンムシアリガタバチの成虫

    シバンムシアリガタバチの成虫

    (公財)文化財虫菌害研究所提供