シロアリの侵入経路と防除工事例
シロアリの侵入経路
各建物の部位の状態によって侵入経路が異なります。
露地の場合
防湿コンクリートの場合
ベタ基礎の場合
基礎断熱住宅の場合
基礎断熱住宅の場合はご注意ください
シロアリはコンクリートの亀裂部分や基礎立ち上がりより家屋に浸入します。その際、通り道(蟻道)を形成するため目視で発見しやすいのですが、基礎断熱住宅の場合、断熱材を撤去しないと蟻道が顕在化しないため、被害の発見が遅れる原因となっています。
シロアリ防除の工事例
施工部位によって薬剤の種類や工事方法が異なります。
使用薬剤
木部処理剤(キシラモントラッド、水性キシラモン3W、タケロック20DC、タケロック8WS乳剤)
土壌処理剤(キシラモンMC、タケロックMC50スーパー)
木部処理剤注入孔穿孔
被害部位周囲をドリルにて穿孔
木部処理剤注入
穿孔部位に木部処理剤を注入
木部処理剤吹きつけ
被害部位ならびに周囲の木部表面に木部処理剤を吹きつけ
土壌処理剤散布
基礎立ち上がり部位、束石(配管)周囲を中心に土壌処理剤を散布
使用薬剤
土壌処理剤(タケロックMCブロック)
薬剤層を形成(基礎)
基礎立ち上がり部位に敷設
薬剤層を形成(配管まわり)
配管周囲に敷設
基礎断熱住宅の施工例
基礎断熱材周辺の処理に加えて、基礎立ち上がりや配管周囲への処理も加えるとより効果的です。
薬剤層を形成(断熱材下部)
侵入口となる可能性がある断熱材下部へ敷設
写真:(株)三陸くんじょう様ご提供
薬剤層を形成(断熱材上部)
基礎断熱材上部を5cm程度カットしタケロックMCブロックを充填するスペースを確保。カットしたスペースにタケロックMCブロックを高さ3cm程度充填する
写真:(株)テオリアハウスクリニック様ご提供