木材防腐・防蟻・防虫剤
タケロック8WS乳剤
水での希釈で乳化する乳化剤タイプ
木材へ深く浸透します。
水で8倍希釈して使用します。木材へ深く浸透し、カビや腐朽、シロアリからブロックします。臭気が少なく、生活する人や作業する人の安全性にも配慮しています。
※マイクロカプセル剤ではありません。
白蟻防除業者専用
適用効果 | 木部の防腐及び木材害虫(シロアリ・ヒラタキクイムシ)の防除 |
---|---|
有効成分 | クロチアニジン(0.8%)、ヘキサコナゾール(2.4%)、IPBC(4.0%) ※有効成分は毒物及び劇物ではありません |
外観 | 淡黄色の液体 |
容量 | 4L、16L |
認定機関 | (公社)日本しろあり対策協会〈登録番号 第7324号〉 (公社)日本木材保存協会〈認定番号 A-5441〉 |
※JIS K 1571に記載の表面処理用木材保存剤にかかる性能基準に適合する製品
使用方法
対 象 | 木材含水率 | 処理方法 | 希釈後の標準使用量 | 容量希釈法 |
---|---|---|---|---|
木材 |
乾燥した木材 針葉樹25%以下 広葉樹20%以下 |
ハケ塗り 吹き付け |
3〜5m2/L 0.2〜0.3L/m2 |
本剤 1L 水 7L |
浸漬(3~30分) |
タケロック8WS乳剤性能試験
(1)防蟻効力試験(室内試験:総合試験)
- 試験機関:
- 近畿大学農学部
- 試験方法:
- JIS K1571:2010
5.3 防蟻性能
5.3.1 室内試験
5.3.1.2表面処理用による - 供試薬剤名:
- タケロック8WS乳剤 濃度 使用濃度(8倍希釈)
試験体 | 薬剤吸収量 (g/m2) |
死虫率(%) | 質量減少率(%) | ||
---|---|---|---|---|---|
平均 | 最大-最小 | 平均 | 最大-最小 | ||
処理試験体 | 114 | 98.7 | 93.3-100 | 0.4 | 0.3-0.6 |
無処理試験体 | 0 | 22.1 | 8.0-32.0 | 32.2 | 25.3-42.7 |
以上の結果からタケロック8WS乳剤は性能評価基準を満たしている。
(合格基準は平均質量減少率3%以下)
(2)防蟻効力試験(野外試験)
- 試験機関:
- 近畿大学農学部
- 試験方法:
- JIS K1571:2004
4.3 防蟻性能
4.3.2野外試験
4.3.2.2表面処理用による - 供試薬剤名:
- タケロック8WS乳剤 濃度 使用濃度(8倍希釈)
試験体 | 食害度 | 備考 | |
---|---|---|---|
1年目 | 2年目 | ||
処理試験体1 処理試験体2 処理試験体3 処理試験体4 処理試験体5 |
0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 |
無処理試験体は1年目に食害度が50であったため取り替えた。 2年目も再度食害度は50であった。 |
処理試験体の 食害指数 |
0 | 0 |
以上の結果からタケロック8WS乳剤は性能評価基準を満たしている。
(合格基準は食害指数10未満)
(3)防腐効力試験
- 試験機関:
- 近畿大学農学部
- 試験方法:
- JIS K1571:2010
5.2 防腐性能
5.2.1 室内試験
5.2.1.2表面処理用による - 供試薬剤名:
- タケロック8WS乳剤 濃度 使用濃度(8倍希釈)
試験体 | 供試菌名 | 薬剤吸収量(g/m2) | 質量減少率(%) | |
---|---|---|---|---|
平均 | 標準偏差 | |||
処理試験体 | オオウズラタケ | 114 | 0 | 0.3 |
カワラタケ | 111 | 0 | 0.1 | |
無処理試験体 | オオウズラタケ | - | 39 | 3.8 |
カワラタケ | - | 18 | 6.2 |
以上の結果からタケロック8WS乳剤は性能評価基準を満たしている。
(合格基準は平均質量減少率3%以下)
(4)鉄腐食性試験
- 試験機関:
- 近畿大学農学部
- 試験方法:
- JIS K1571:2010
5.4 鉄腐食性能 5.4.2表面処理用による - 供試薬剤名:
- タケロック8WS乳剤 濃度 使用濃度(8倍希釈)
試験体 | 薬剤吸収量(g/m2) | 質量減少率(%) | 鉄腐食比 | |
---|---|---|---|---|
平均 | 標準偏差 | |||
処理試験体 | 111 | 0.74 | 0.13 | 0.8 |
無処理試験体 | - | 0.93 | 0.1 | - |
以上の結果からタケロック8WS乳剤は性能評価基準を満たしている。
(合格基準は鉄腐食比2.0以下)
(5)防かび効力試験(社内データ)
- 試験機関
- :自社
- 試験方法:
- (公社)日本木材保存協会 旧規格に準拠し試験体を調製
ただし、供試菌については以下5種を混合したもので実施 - 供試菌:
- Aspergillus niger, Penicillium funiculosum, Aureobasidium pullulans,
Trichoderma virens, Rhizopus oryzae - 供試薬剤名:
- タケロック8WS乳剤 濃度 使用濃度(8倍希釈)
試験体 | 評価値 |
---|---|
処理試験体 | 0 |
無処理試験体 | 3 |
評価値
0:試験体にかびの生育が全く認められない。
1:試験体の側面にのみかびの生育が認められる。
2:試験体の上面の1/3以下にかびの生育が認められる。
3:試験体の上面の1/3以上にかびの生育が認められる。
タケロック8WS乳剤安全データ(製剤として)
急性経口毒性 | LD50>2000mg/kg (ラット) |
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急性経皮毒性 | LD50>2000mg/kg (ラット) |
急性吸入毒性 | LC50>3.33mg/L (4時間、ラット) |
眼刺激性 | 刺激性なし(ウサギ) |
皮膚刺激性 | 中等度の刺激性(ウサギ) |
皮膚感作性 | 感作性なし(モルモット) |
魚毒性 | LC50(96時間)10〜100mg/L(コイ) EC50(48時間)1〜10mg/L(オオミジンコ) |
*動物愛護の観点から最近は急性経口・急性経皮毒性とも最大2000mg/kgまでの試験となっています。
*使用に際しては製品容器やカタログに記載されている"使用上の注意"、"取扱い上の注意"をお読みください。