扱いやすさで選ぶ水性タイプの防蟻・防腐剤。
木部処理用乳剤/乳剤
水性キシラモン3W
安全性や環境に
配慮した水性タイプ。
シックハウスにも配慮した安心設計。水で3倍に希釈する水性タイプ※。施工中も施工後も臭気が少ないので、作業する人にも施設を利用する人にも安心設計。
※製品自体は油性です。
木材に処理を行った後に
彩色塗装が可能です。
キシラモン3Wを塗布した木材に塗装することも可能※。彩色塗装が必要な場合に便利です。
※彩色塗装の際はキシラモン3W処理後、4週間以上しっかりと自然乾燥させてから塗装してください。
適用効果 | 木部の防腐及び木材害虫(シロアリ・ヒラタキクイムシ)の防除 |
---|---|
有効成分 | クロチアニジン(0.6%)、プロピコナゾール(3.0%)、lPBC(3.0%) ※成分は毒物及び劇物ではありません。 |
外観 | 淡黄色の液体 |
容量 | 4L |
認定機関 | (公社)日本しろあり対策協会〈登録番号 第7270号〉 (公社)日本木材保存協会〈認定番号 A-5367〉 (公財)文化財虫菌害研究所〈登録番号 第18号〉 |
※JIS K 1571に記載の表面処理用木材保存剤にかかる性能基準に適合する製品
使用方法
対 象 | 木材含水率 | 処理方法 | 標準使用量 | 容量希釈法 |
---|---|---|---|---|
木材 |
乾燥した木材 針葉樹25%以下 広葉樹20%以下 |
ハケ塗り 吹き付け |
3〜5m2/L 0.2〜0.3L/m2 |
本剤 1L 水 2L |
浸漬(3~30分) |
水性キシラモン3W性能試験
(1)防蟻効力試験(室内試験)
- 試験機関:
- 京都大学農学部
- 試験方法:
- JIS K1571:2010
5.3 防蟻性能
5.3.1 室内試験
5.3.1.2表面処理用による - 供試薬剤名:
- キシラモン3W 濃度 使用濃度(3倍希釈)
試験体 | 薬剤吸収量 (g/m2) |
死虫率(%) | 質量減少率 (%) | ||
---|---|---|---|---|---|
平均 | 最小-最大 | 平均 | 最小-最大 | ||
処理試験体 | 113 | 60 | 39-100 | 1 | 0-1 |
無処理試験体 | 0 | 15 | 7-22 | 22 | 17-25 |
以上の結果からキシラモン3Wは性能評価基準を満たしている。
(合格基準は平均質量減少率3%以下)
(2)防蟻効力試験(野外試験)
- 試験機関:
- (一財)建築研究協会
- 試験方法:
- JIS K1571:2010
5.3 防蟻性能
5.3.2 屋外試験
5.3.2.2表面処理用による - 供試薬剤名:
- キシラモン3W 濃度 使用濃度(3倍希釈)
試験体 | 食害度 | 備 考 | |
---|---|---|---|
1年目 | 2年目 | ||
処理試験体1 | 0 | 0 | 無処理試験体はすべて1年以内に食害された |
処理試験体2 | 0 | 0 | |
処理試験体3 | 0 | 0 | |
処理試験体4 | 0 | 0 | |
処理試験体5 | 0 | 0 | |
処理試験体の食害指数 | 0 | 0 |
以上の結果からキシラモン3Wは性能評価基準を満たしている。
(合格基準は食害指数10未満)
(3)防腐効力試験
- 試験機関:
- 京都大学農学部
- 試験方法:
- JIS K1571:2010
5.2 防腐性能
5.2.1 室内試験
5.2.1.2表面処理用による - 供試薬剤名:
- キシラモン3W 濃度 使用濃度(3倍希釈)
試験体 | 供試菌名 | 薬剤吸収量 (g/m2) |
質量減少率 (%) |
|
---|---|---|---|---|
平均 | 標準偏差 | |||
処理試験体 | オオウズラタケ | 114 | 0 | 0 |
カワラタケ | 113 | 0 | 0 | |
無処理試験体 | オオウズラタケ | - | 32 | 2 |
カワラタケ | - | 15 | 3 |
以上の結果からキシラモン3Wは性能評価基準を満たしている。
(合格基準は平均質量減少率3%以下)
(4)鉄腐食性能試験
- 試験機関:
- 京都大学農学部
- 試験方法:
- JIS K1571:2010
5.4 鉄腐食性能 5.4.2表面処理用による - 供試薬剤名:
- キシラモン3W 濃度 使用濃度(3倍希釈)
試験体 | 薬剤吸収量 (g/m2) |
質量減少率% | 鉄腐食比 | |
---|---|---|---|---|
平均 | 標準偏差 | |||
処理試験体 | 109 | 1.9 | 0.3 | 1.3 |
無処理試験体 | - | 1.5 | 0.2 | - |
以上の結果からキシラモン3Wは性能評価基準を満たしている。
(合格基準は鉄腐食比2.0以下)
水性キシラモン3W安全データ(製剤として)
急性毒性 | (経口毒性)LD50>2000mg/kg (ラット) (経皮毒性)LD50>2000mg/kg (ラット) |
---|---|
皮膚刺激性 | 軽度の刺激性(ウサギ) |
眼刺激性 | 重篤な損傷性および刺激性作用は持たない(ウサギ) |
皮膚感作性 | あり(マウス、LLNA) |
魚毒性 | LC50(96時間)35mg/L(コイ) EC50(48時間)13mg/L(オオミジンコ) |
*動物愛護の観点から最近は急性経口・急性経皮毒性とも最大2000mg/kgまでの試験となっています。
*使用に際しては製品容器やカタログに記載されている"使用上の注意"、"取扱い上の注意"をお読みください。