シロアリについて

シロアリとは

図鑑リスト:

シロアリ羽蟻
シロアリシロアリ
アリ羽蟻
クロアリクロアリ

約3億年の昔、石炭紀のころから今日まで生きのびてきた、進化から言うとゴキブリに近い昆虫です。光を嫌い、人目にふれるのは春から夏で3月から5月はヤマトシロアリの結婚シーズン。雨上がりの、暖かい、よく晴れた10~15時ごろ、庭の切株、家の土台、浴室などから羽蟻が群れをなして飛び出します。

一方、5~7月、電灯に向って飛んでくるのはイエシロアリ。気温が25℃をこして、むし暑い日が続くとき、曇天の午後6~9時ごろに現れます。
羽蟻は淡褐色、胴のところにくびれがなく、前後の羽が同じ大きさで、触角が数珠状(アリは「く」の字)であるところにより普通のアリの羽蟻と区別がつきます。
羽蟻を見つけたら、どこか近辺に1万から5万匹のシロアリ集団がいると思ってください。早期発見と駆除が大切です。羽蟻の初仕事は新しい巣づくりで、つぎは、シロアリ集団社会の王と女王として、繁殖をうけもちます。イエシロアリ女王の寿命は10年以上と考えられており、毎日、数十から数百のシロアリの卵を産みつづけます。
巣は台所、浴室、洗面所などふだん水をよく使うところの床下や壁の中、モルタル壁に好んでつくります。イエシロアリは、押入れ、屋根天井うら、物置などにも巣をつくるので要注意!!

主食は木材で、イエシロアリがすみつくと、一年で土台か柱一本くらい食べてしまいます。
紙、衣類、皮革製品、本、断熱材、プラスチック、電源ケーブル、鉄筋コンクリートも被害の対象となります。

シロアリの種類